〜アスペルガーで自閉症な私にできること〜
2018年に沖縄やんばる、東村慶佐次に『 やんばるの宿 ゆい』をOpenします♪
(追記2019.10 2019年3月にめでたく正式オープン致しました✨)
せっかくブログを書こうと決心できたので、私、祖父江由理がここに至った経緯を自分の人生を含め書いてみたいと思います。
どうぞ興味のある方はお読みください♫
私は、自閉症スペクトラム障害の性質を持っています。
アスペルガー症候群が近いと認識しています。
そのことにはっきりと気がついたのは6年前のこと。
それまでの私は、中学の頃からずっと人との違いや交わりきれないこと、それを表現できない苦しさで自分をどう生きればいいのかさえわからず、とにかく苦しんでいました。
最近、この言葉を知りましたが、性別違和症候群でもあったんです。
(中学の時に見たテレビドラマ『金八先生』の上戸彩さん主演のシリーズで、性同一性障害について見た時に、気持ちがわかるようなことがあり、中身が男の子的な自分がいるなぁという自覚がありました。
しかし、性別を変えたい!という気持ちにまではなりませんでしたので、よくよく調べてみたらこの言葉に出逢いました。)
今、理解できることは、「自分を知らなかった」だけだったということです。
私は愛知生まれ、東京育ち。
保育士として4年勤め、園長も1年させてもらいました。
リトミックの講師もし、ダンサーも経験しました。しかし、何をしても常に真ん中にある生きている苦しさ。
それを変えるきっかけは2011年3月11日、東日本大震災でした。
この日をきっかけに、命とは。
生きているとは。
このことを更にまた深く見つめることになりました。そして、何もできない状態に心が陥り、大好きなダンス以外辞めました。
死にたいと思っているけど、死ねない自分。
でも、いつ死ぬかわからないという経験が私を変えるチャンスとなり、やりたいことだけやってみようと思えたのです。
それまでは、母や父の期待に応えることをとても頑張ってきて、それも限界でした。
この時にやってみたことは、ダンス、そして行きたいところに行ってみる!でした。
その中でのたった一度の出会いが私の人生を大きく変えたのです。
それが沖縄おばぁ(もこさん)との出会いと、
一般社団法人 Sango(以下、Sango)です。
現在、共に歩んでいるメンバーに出会い始めたのです。
そして2013年4月。東京からスーツケース1つで沖縄に移住し、今年で丸5年になります。
(2018年4月現在)
Sangoのメンバーとの共同生活を通して、本当の自分を知り始めました。
引きこもりもし、八つ当たりもし、甘え、逃亡しw、感情そのままを思い切り出せたのは人生で初めてでした。
たくさんの理解と愛情という大きな支えがあって、一つ一つ自分を知ってきました。
例えば、同時に2つ以上のことが来たらパニックになる。
自分の気持ちに当てはまる言葉を知らない。
(言語化が苦手)
感情と言いたいこと、相手のことを思うと言葉も出なくなる。
人が怖い。
新しいことに戸惑う。
社会的常識がわからない。
冗談かどうかわからない。
あげればきりがありませんが、自閉症スペクトラム障害の性質が自分にあることを、
本を読んだり、自分に気づくことで、
本音で関わり続けてもらうことで自分を知り、理解し、そして生き方を学んできた今があります。
「こんな自分でいい」
「これでいい」
ということが思えるようになっていっています(๑>◡<๑)
どんな自分も“いる”んです。だから嫌な自分も、できないことも、失敗も全部全部そうなんだと受け止めて、笑えるようになってきました❣️
泣いて怒って笑って、そのままの自分を許せるようになってきています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
まだまだ成長中。至らない部分も失敗もたくさんありますが、そんな自分を認め、赦しながら気付いて成長していく。
自分を自分で活かし、自分に感動し、命を生きるという生き方を日々実験・実践しています。
やんばるの宿 ゆいをOpenしようと思えたのは、自分に許可がやっと降りたからです。
【本当にやりたいことをやってもいい。】
ただこれだけ。
そして、「やりたい!」を『やる!!』に変えたのです。
怖がってもいい。失敗してもいい。一人じゃない。
今世の人生は一度きり。「今」しかない。
だからこそ、Sangoのメンバーと育んできた勇気や自信を持って自分に挑戦させよう!
自分を歩ませよう!と決めたのです。
これまでのたくさんの方々との出会い・支えがなくてはここには至れていません。
出会った全ての命、そして私の大切な家族に心から感謝を込めて、私を成長させながら、皆様と一緒に命に感動し、魂に触れ、喜びと愛・笑顔に溢れる空間づくりをし続けていきます。
長くなりましたが、どうぞよろしくお願い致します。
祖父江 由理
*文中に使用させていただいてるアスペルガー症候群・自閉症スペクトラム障害・性別違和症候群については、私は診断は受けていません。しかし、本や自分の理解の元で、その性質があると自分を知るためのものとして活用させていただいています。誤解のないよう、ご理解ください。
感謝。